準備した各パーツを組み立てる段階に入ってきています。頑張って付いてきてください。
前胴に玉ぶちを貼ります。
続いてマチを貼り、縫い合わせます。マチは長方形ではなく前後があるので前後を間違えないように。
実はここは思っていたよりはるかに難しい作業でした。というのもひっくり返した時にきれいな形が出るようにマチは直線ではなくゆるやかな曲線にしてあり、しかも貼り合わせる部分の長さをマチ側と前胴側で変えてあるためです。
距離の合わない平面+平面を革に無理を聞いてもらいながら貼り合わせ、立体にするわけなのでコツがいります。
この後革の傷みを最小限にするために丸ぎりで一目一目穴を開けながら縫います。
縫い合わせたらツライチになるように包丁で切り揃えます。
左から前胴、前ポケット(表+裏)、玉ぶち(×2)、マチで6枚貼り合わせです。
年輪のようなバウムクーヘンのような。写真を撮り忘れましたがこの後コバ磨きをしておきます。鞄の内側なので染色と蜜蝋仕上げはしません。
表にひっくり返します。緊張の瞬間です。
少しシワが入りましたが、キレイな形が出せました。
ちょっとゆらぎがありますが…。包丁でちまちまと各部すいているので今のところはこれが限界といった感じです。
内側はこんな感じです。
(11)に続きます。
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