ラウンドファスナー長財布の試作をする

だいぶ前に頼まれたままだったラウンドファスナータイプの長財布にとりかかる。
難しそうでちょっと躊躇していたもので…。ひたすら情報収集してなんとかいけそうな。
何も見ずに型紙を作れる気が全くしないのでまずは市販品の中古を安く手に入れて分解してみる。

本革だと書いてあったのに合皮だった…。まあ型を取るだけなので問題なし。
知らないメーカーのものだったけど元値はそれなりのものらしくけっこう丁寧に作られていてとても参考になった。
とりあえずほぼそのまま写して厚紙で試作してみる。
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ハイ出来ました。
紙でもけっこうな厚みになる事がわかる。
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形になりそうなので革で試作してみる。革の厚みや縫い代などの分を微調整する。
実際に使ってみて使い勝手を確認したいのではぎれの中でもマシな部位を使う。
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ハイ出来ました。案外できるもんだ。
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中はこんな感じ。
仕切りのサイズを間違った以外は問題なさそう。
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正面から。
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問題はココ。
コーナーにファスナーを取り付ける際のいわゆる「菊寄せ」が上手くない。皆さんいろいろ工夫をされているようで。
ここはもう少し練習が必要。コーナーはステッチの間隔も間延びしがちなので本製作では要注意。
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ところで男がラウンドファスナーの長財布を使うのは変とか言う話もあるけどどうなんでしょうね。
ちらっと使った感じではすごく使いやすいけど。ただずっと尻ポケット派だったのでバッグから出し入れするのが果てしなく面倒くさい。あと慣れないので落とさないように気をつけないと。
ちなみに個人的には長財布を尻ポケットに入れるのはNG。
一ヶ月ほど使ってみて修正点を洗い出してからもう一度試作し、本製作に入る予定。

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