床革


「とこがわ」と読みます。
革の表側を「ぎんめん(銀面/吟面)」といい、裏側を「とこめん(床面)」と言います。語源はいずれ調べるとして…
生の状態である「皮」をなめすことにより「革」となるわけですが、通常なめしただけの革はかなり厚みがあり扱いづらいので丈夫な銀面側を残して適宜そぎ落とします。そこで銀面側と床面側に別れます。その床面側を床革と呼びます。
つまり廃棄物なわけです。と言ってもそこは同じ革、用途によっては大活躍します。
うちでは主に
・試作用
・肉盛り用
・張りや厚みを出すための芯材
として使っています。特に試作用としては他に厚紙やフェルトを使うこともありますが伸び方や張りが違うのでやはり床革がベストです。
そんなわけでいっぱい仕入れたのが上の画像のものです。毎度型紙を起こして試作→修正して試作→と繰り返すので床革はいくらあってもいいのです。他にも赤やらピンクやら色々あります。厚みや固さも色々です。

ああ真面目くさって書いてたら全身痒くなってきた。

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