経年変化と修理

以前作った母子手帳ケースが里帰りしました。

傷のつきやすい革なので傷が目立ちますがいい感じにヤレているように思います。新品時と比べると艶が増しているのがよくわかります。とても気に入って使っていただいているそうです。
新品時がこちら。
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外側の革はあまり色の変化はないですが内側は飴色になりつつあります。
未使用の革との比較。
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で今回の里帰りの理由がこれ。
ペンホルダー部分がビリっと。
お子さんがペンを引っ張ってしまったそうです。それでも耐える作りにしたいところです。
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ほどきます。全部縫い直したいところですが急ぎだったので一部のみ縫い直します。
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新しくパーツを作ります。
厚さ1mmで破れてしまったので2mmに…と言いたいところですがペンが刺さらなくなるので0.5mmの革を二枚重ねてあります。厚みとしてはトータルで同じながら強度は数倍上がります。
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同じように縫い付けて完了です。すぐに同じような色になります。
この後全体のコバを磨き直し保革クリームを塗ってお渡しです。
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大変勉強になりました。次に戻ってくるときはどんな風になっているのか楽しみです。修理じゃなく戻ってくるといいですが。

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