がま口ポーチを作る(7)

紙紐と一緒に口金に押し込んでいきます。
ぶれていたりしてスピード感ありますが実際接着剤を口金の内側に塗ってあり乾かないうちが勝負なので焦りがあります。
はみ出したりしないようにごく少量しか塗らないのですぐ乾いてしまうというジレンマ。
口金に入れ終わるとたいがい汗かいてます。
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完成です。
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マチ部分のブルームが斜めになっていてカッチョエエです。
考えたら当然なんですがこうなるとは想像付いていませんでした。想像力ないんです。
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経年感のある口金とブルームがあわさって独特の雰囲気をもつポーチが出来上がりました。
ブライドルならではの張りも出せたと思います。
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手触りの良いピッグスエード。
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皮革:外装/イギリス産ブライドルレザー チョコ 1.5mm
内装/国産ピッグスエード ブラウン 0.5mm
糸:橋印ラミー糸30/3 リアック染料ブロンG4%
口金:お送りいただいたものを再利用
目打ち:ヨーロッパ目打ち11本目
がま口とブライドルレザーの組み合わせは寡聞にして見聞きしたことがありません。
女性が好むがま口と男性が好むブライドルレザーの組み合わせとなると珍しいのでしょう。
外装、内装、糸に至るまで茶系で揃えたということもありまさに大人のがま口といった風情です。
ブルームが落ちるとまたガラッと雰囲気が変わるでしょうね。
合皮とナイロンに負けず20年30年働いてもらいましょう。
この度はご注文いただきありがとうございました。

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