フェスティバル・デ・メティエ

素人の汚い作品ばっかりを汚い写真でお見せしてばっかりなのもアレなのでここらでプロの仕事を。
写真は相変わらず汚いですが。
革遊びをするにつけネットの情報を漁っているといたるところでエルメス、エルメスと出てくる。
どうやら革製品ブランドの最高峰に君臨するのがエルメスであるらしい。
そんでエルメスのことを色々調べてみたらそりゃあすごかった。それまでただのお高いブランドの一つだと思っていたけど、お高いブランドの中でもワンランク上とでも言おうか。
製品にはもちろん手が届かないけど俄然エルメスに興味が出てきていた。
そんな中昨年の11月のことだけどエルメスの職人が大阪の百貨店に来て「フェスティバル・デ・メティエ」なるイベントをやってるってーので是も非もなく飛んでいった。
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会場はこんな感じ。思ったよりこじんまりしていた。そんで小汚い格好で行っても大丈夫かなーと思っていたらケリー片手のお上品なマダムからシャカパンにユニクロの袋を持ったオッサンからDS片手の小学生から何でもアリでちょっとホッとした。
革モノしか興味がなかったので写真が偏ってるけど少しご紹介。
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左:エルメスを語る上で外せない鞍。おさわり自由なのでこねくり回してきた。これはおそらく使い込んだものでしっとりとして柔らかかった。なんとも言えない良い色。
中:鞍職人。最終日前日だったからかちょっとお疲れ気味だった。ちょこっと作業見せてすぐ休憩、て感じ。
革の重そうなエプロンが味出まくりでカッコ良かったなぁ。他の職人さんも各々違うエプロンを着けてた。
こりゃおれもエプロン作るしかねぇ!とテンション上がった。まだ作ってないけど。
右:鞍のアップ。当然だけどキレイな縫い目。意外と細い糸を使っている。どこもかしこもいい部位しか使っていないから全体がぶるんぶるんしている。いろんな人が触るから小傷だらけだけど、ちょっと擦ったら消えてしまう。
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左・中:上の鞍のアップ。縫い目の向きが違うのが気になった。バッグもそうなんだけど、一つの製品の中に向きの違う縫い目がよくある。なぜなんだろう…。左右対称にするためではなさそうだし。謎だ。わざわざ逆の目打ちを使うんだろか。
右:こっちは新しい(?)鞍。上のものと同じものかはわからないがすごく固くて張りがあった。これを縫うのはさぞかし大変だろうな。
他に革モノはおばちゃん職人がバッグを作っているブースがあったもののタイミングが悪く殆ど見られず。
時間がなくて余りゆっくり見られなかったけどいい刺激を受けた。というのも失礼な話だけど。
ただ、係員の態度の悪さっつーかやる気の無さっつーかしょっちゅうイラッとさせられた。
後で知ったんだけど係員は百貨店の店員じゃなくてエルメスの社員だったらしい。
そりゃ大半の客は普段エルメスに縁がない人たちだろうけどさ。なんかがっかり。
そんな感じで上がったテンションがそれ以上に下がって帰りましたとさ。
エルメス好きな人、スイマセン。

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